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「わたしの家」

大橋歩(著)
講談社文庫
ISBN:4062633159

大きな暮らしができる小さな家で大橋歩さんのことを知りました。
本書は、イラストレーターである大橋さんが、建築家の永田昌民さんに
設計を依頼して建てた、自邸とセカンドハウスの2軒の家づくりの一部始終が
とても詳しく、そして飾り気のない言葉で語られています。

「こだわった家づくりの悪戦苦闘」と紹介されているように、完成した家の
良いところや気に入っているところだけでなく、不満なところ、失敗したところ
なども赤裸々に書かれています。初めて読んだときは、「こんな風に書いて
その後の建築家との関係は大丈夫なのだろうか?」と心配になりましたが、
この2軒だけでなく、さらにもう1軒同じ建築家に設計を頼んだということを
知ったとき、信頼関係ができてるからここまで書けるのかな、と感じました。

あとがきにある、「家は住み手に渡ったら住み手しだい」、という言葉、
忘れないよう、ブログに残しておきます。

ちなみに、セカンドハウスでの暮らしについては、「はるかに海の見える家でくらす」
(講談社文庫)で、こちらも悪戦苦闘ぶり(?)が紹介されています。
by walkest | 2006-04-03 23:11 | 読むこと


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