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「それでも建てたい家」

宮脇檀(著)
新潮社
ISBN:4101312125

引っ越し準備で本棚を整理していたら、家づくりの最中に読んだ本が
ゾロゾロ出てきました。御他聞に漏れず、家づくりを意識し始めた頃は、
情報欠乏症といった感じで(笑)、手当たり次第色々な本を読みました。

もともと本を読むのは好きだったので、はじめは家づくりの参考になるかな、
という視点で本を探して読んでいたのですが、途中からは単純に読み物として
楽しめるものを中心に多くの本を読みました。図書館で借りて読んだことすら
覚えていないものも多いのですが、購入して二度三度と読み返している本も
あります。

宮脇檀さんの本もそんなうちの一冊。この本を読むまでその名前すら知らず、
購入したときも、てっきり女性の方だとばかり思い込んでいました(笑)。
初めて読んだときは、「こういう世界があるのだなぁ。」とカルチャーショックを
受けたことを覚えています。それまで家というものについてそれほど真剣に
考えたこともなく、もちろん建築家に設計を頼んで家をつくるといったことも
決して身近なことではありませんでした。

読み始めると、軽妙な語り口にアッという間に宮脇ワールドに引き込まれ、
一気に読み終えました。そしていざ自分の家をつくる段になると、設計段階では、
「子供は子供部屋で勉強していない」「男に書斎など要らない」といった言葉を
思い出し、工事が始まると、本当に「家は大きく見えたり、小さく見えたり」することに
なるほどと感心しました。

さて、いよいよ引っ越しの日が近づいてきました。今度は「初期クレイムの爆発」、
「思い込みの思い違い」だそうです・・・(笑)。
by walkest | 2006-03-16 23:31 | 読むこと


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